jingisukan

Grub that hits home in Sapporo.

ジンギスカンはラムやマトンといった羊肉を膨らんだ独特の形状の鉄板で焼く料理全般のことをいいます。ジンギスカンで焼く肉をラムやマトンと呼ばずにジンギスカン肉といったりするくらいメジャーな料理と言えるでしょう。薄切りの羊肉と野菜を焼き、羊肉から出る肉汁を用いて野菜を調理しながら食べます

ジンギスカンとう調理の名前とモンゴルの偉人「チンギス・カン」が似た音をしていることから調理法の源流はモンゴルと思われがちですが、違います。起源そのものは中国大陸にあるといわれ、大日本帝国陸軍の旧満州への進出時あたりに、烤羊肉(カオヤンロオウ)から着想を得た料理が日本人向けにアレンジされ広まったと考えられています。

ジンギスカンという名前の由来として、東北帝国大学農科大学(今の北海道大学)出身で、満州国建国に深くかかわった駒井徳三という方が9年間の南満州鉄道社員時代に命名したという説が有力です。チンギス・カンも源義経も関わりはありませんね

成吉斯汗鍋(ジンギスカン鍋)が世の中に知られたきっかけとして、1926年の『素人に出来る支那料理』という雑誌に掲載されたことでした。当時の中国在住の日本人が名付けたと伝えられています。「本当の名前は羊烤肉(カオヤンロオウ)と云う回々料理(ムスリム系の料理のことかと思われます)」とあり、屋外で箱火鉢や鍋に火をおこし、その上に金網や鉄の棒を渡して羊肉を炙る料理だったようです。

北海道の郷土料理として広く知らています。北海道に来たときにぜひお楽しみください。ラムやマトンといった羊肉と北海道の野菜のハーモニーは多くの観光客に絶賛されています