ラム肉はおいしく食べやすい羊肉ということで注目を集めています。
スーパーや焼肉店などでラムチョップを見たことがある方も増えたのではないでしょうか。
ですが、ラムチョップを見た際に、
「ラムチョップって羊のどの部位？」
「ラムチョップってどんなお肉？どうやって食べたらいいの？」
という疑問をお持ちになったことはありませんか？
そこで今回はラムチョップの部位やお肉の特徴、調理法についてご紹介していきます。
これを読めば、ラムチョップの部位やお肉の特徴について基本的な部分が解決できます。
ラムチョップは羊のどこの肉？
ラムチョップの部位の説明に入る前に、まずは「ラム」とは何かについて解説します。
「ラム」とは生後1年（12か月）未満の子羊の肉のことを指します
生後1年を経過した羊肉は「ホゲット」
生後2年を経過した羊肉は「マトン」
ラム肉をさらに細分化すると、牛や豚と同じようにバラ、モモ、ロースと呼ばれる部位に分かれます。
ラム肉の骨付きロースを「フレンチラック」
フレンチラックを肋骨ごとにカットしたものが「ラムチョップ」
つまり、ラムチョップは「子羊の肩から腰あたり」の部位の肉で、厚切りにカット（チョップ）した骨付きロース肉のことを指します。
ラムチョップってどんなお肉？クセや臭みは？
ラムチョップの部位がわかったところで、次はラムチョップがどのようなお肉なのか、その特徴について説明します。
ラムチョップはロースに当たる部位のお肉ですので、肉質はとてもジューシーでやわらかいのが特徴です。クセが少なく、とても食べやすい部位のお肉です。
初めて羊肉を食べる人にもおすすめです。
ラムチョップに含まれている栄養素は？
ラムチョップはラム肉の中でも最上の部位であるロース肉で、
やわらかく臭みなどのクセが少ないこともわかりました。
そんなラムチョップには体にうれしい様々な栄養素が含まれています。
特に注目したいのはビタミンです。
ラムチョップには脂肪をエネルギーに変えるビタミンB2や、
アンチエイジングに効果があるといわれるビタミンEなどが
豊富に含まれています。
一方で、ラムチョップはロースという部位のお肉である以上、
ラム肉のほかの部位よりも脂質が多いのでカロリーは高めになります。
ですが、ラム肉の脂は
体に吸収されにくく、脂肪になりにくい
という特徴があります。
ラムチョップのおすすめの調理法
羊肉の中で最上の部位で臭いも少なく
やわらかくてジューシーなラムチョップ。
このラムチョップは
- ロースト
- ステーキ
などのグリル調理がオススメです。
大人数のバーベキューでのメニューの一つや
パーティーでのメニューにも向いています。
骨付きの部位ですので、
野外で豪快に食べると気分が上がりますし
パーティー料理としてみんなで囲んで食べるのもまた楽しいでしょう。
焼き上がりの目安は”バラ色”
調理の際、どこまで火を通せばいいのかわからない
と思われがちなラムチョップですが、
焼き上がりの目安はお肉がバラ色になったころです。
焼く前の生のラムチョップは色が濃いのですが、
火が通ると少しずつピンク色になっていきます。
そして、バラ色になったタイミングが火の止め時です。
火を通しすぎると固くなってしまう部位ですので、やわらかいラムチョップを楽しむためには、バラ色になったら火を止める、ということを覚えておきましょう。
ラムチョップをおいしく調理するポイントを押さえておけば、様々な場面での料理のラインナップに加わります。特別な機会に出す料理の候補にラムチョップも加えてみましょう。
ラムチョップをおいしく食べるポイント
ラムチョップは下ごしらえをしっかりすることで、
よりおいしく食べることができる部位ですので
いくつかのポイントを押さえておきましょう。
まず、調理する30分ほど前に冷蔵庫から出し、常温に戻してください
常温に戻すことで焼きムラがなくなり、均一に火を通すことができます。
ラムチョップは骨付き肉ですが、
ものによっては骨の端が出ていないものもありますので、
お肉を削って骨を出しておきましょう。
こうすることでラムチョップが食べやすくなります。
肉を柔らかくする方法
焼く前にすりおろした玉ねぎやフルーツに漬け込んだり
なじませたりしておくと、
ラムチョップが一層やわらかくなります。
下味をつけるのもオススメ
ラムチョップは羊肉の中では臭みの少ない部位ですが、
それでも気になるという方はしっかりと下味をつけましょう。
カレー粉、ニンニク、ヨーグルトと一緒に漬け込んで
スパイス焼きにするというのもおすすめです。
また、塩こうじに漬け込むと、
下味をつけつつお肉を柔らかくすることができます。
ローズマリーなどと一緒に強火で焼くことで
臭みを消すという方法もありますが、
ラムチョップは火を通しすぎると固くなってしまう部位ですので
焼き加減に気を付けましょう。
まとめ
ここまでラムチョップの部位や特徴などについて説明してきました。
簡単に内容をまとめるとこちら！
- ラムチョップはラム（子羊）のロースに当たる部位のお肉で、カットされた骨付き肉
- 肉質はにおいなどのクセが少なく、やわらかくてジューシーなお肉なので、初めて羊肉を食べる人にもおすすめ
- 体にうれしいビタミンが豊富なのに、脂が体に吸収されにくい
- 人が集まるバーベキューやパーティーにも適しているお肉
ラム肉はスーパーで見かけたり、ネット通販ができるようになったり
と様々な部位を手軽に買えるお肉になりました。
ラムチョップをまだ食べたことがないという人も
ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
