ラム肩ロースってどんな肉? 部位や調理法を解説!

ラム肉は煮ても焼いてもおいしく、また体にもいいということで注目を集めています。
ですが、まだまだラム肉はその部位や魅力を知られていないのも事実。
ラム肉に対して、
「ラム肉ってどんな部位があるの?」
「ラムの肩肉と肩ロースは違いがあるの?」
「ラム肩ロースってどんなお肉?」
といった疑問をお持ちではないですか?

そこで今回は、ラム肩ロースについて、部位やお肉の特徴、調理法などをご紹介していきます。

ラム肩ロースの部位

ラム肩ロースの部位の前に、簡単にラム肉とは何か説明します。
生後12か月未満の子羊のことをラムと呼びます。肉質はやわらかく、部位によっては羊肉特有のくさみも少ないので、初めて羊肉を食べるという人にもおすすめのお肉です。
ラム肉も牛や羊と同じように様々な部位があります。肩、肩ロース、ロース、ひれ、もも……と上げていけばとても細かく、それぞれにお肉の特徴があり、適した調理法も異なります。各部位に合った調理法を知ると、ラム肉の奥深さを知ることができます。
肩ロースはその名前の通り、ラムのロースの肩側のお肉のことを指します。
ちなみに、ロースの背中側のお肉を肋骨ごとにカットしたものを「ラムチョップ」と呼びます。どちらもロースなので肉質はとてもやわらかく、くさみも少ないのが特徴です。

ラム肩ロースってどんなお肉?

ラム肩ロースはラム肉のロースの肩側の部位であるということが分かったので、次はラム肩ロースのお肉としての特徴について解説します。
ラム肉のロースはほとんどが赤みのお肉で、とても柔らかく、臭みも少ないのが特徴です。
一方で、ラム肩ロースは赤身と脂身のバランスがとてもよく、うまみの多い部位です。
どちらもロースなので、1頭のラムからはわずかしか取れない希少部位となっています。
ラム肩ロースはラム肉の甘さとうまみを感じられますが、くさみなどの癖が少なく、とても食べやすいというのが特徴です。

ラムの肩肉と肩ロースの違い

ラム肩ロースとラム肩肉、どちらも名前に同じ肩が付く部位ですが、実は肉質がまったく異なります。
ラム肩ロースは先ほども説明した通り、肉質はやわらかく、くさみなどの癖も少なく食べやすい部位です。ラム肉のジューシーなうまみを知りたいのであれば、ぜひラム肩ロースを食べることをおすすめします。
一方で、ラムの肩肉は脂肪や筋が多いため、くさみも気になりやすい部位となっています。お肉自体も筋が多いのでしっかりとした歯ごたえのお肉です。
ちなみに、ラム肉のくさみは脂肪に多く含まれているので、下処理の際に脂肪を取り除いておくことで、食べやすくすることができます。ラムの肩肉は下処理をしっかりしたうえで、煮込み料理などに使うとおいしく食べられます。

ラム肩ロースに適した調理法

ラム肩ロースは厚切りにしてステーキにしたり、塊のままじっくりとローストしたり、ジンギスカンとして焼肉に使用したりと、様々な調理法が適している部位です。
煮込んでもおいしく食べられますが、ラム肩ロースはすでにやわらかい部位のお肉なので、焼いたほうがラム肉のうまみやジューシーさを存分に味わうことができます。
ラム肩ロースはくさみの少ない部位ではありますが、気になる場合はローズマリーなどのハーブや香辛料などと一緒に漬け込んで下味をつけることをおすすめします。

ラム肩ロースを調理して食べる際のポイント

やわらかく食べやすい部位であるラム肩ロースを調理して食べる際に知っておきたいポイントをご紹介します。
まず知っておきたいこととして、ラム肩ロースは脂の融点が高く、冷めると脂が固まってしまうという特性があります。その際にくさみも感じやすくなってしまうので、ラム肩ロースを調理して食べる際はなるべく熱い状態で食べるようにしましょう。

ラム肩ロースを焼く際、気になるのはどれほど焼けばいいのかがわからないということではないでしょうか。
ラム肩ロースの焼き上がりの目安は、お肉がバラ色になった時です。それ以上焼くとかたくなってしまうこともある部位なので気を付けましょう。
また、ラム肩ロースを塊で焼いた場合は火を止めた後にアルミホイルで全体を包むと、余熱で中まで火が通ります。焼きたてをすぐに切ると、肉汁が出てしまうので、一度お肉を落ち着かせるためにも、アルミホイルで包むようにしましょう。

ポイントを知っておくことでより一層おいしく食べることができる部位ですので、ひと手間を惜しまず調理してみてください。

まとめ

今回はラム肩ロースの部位やお肉の特徴、適した調理法などについてご紹介してきました。
ここまでの内容をまとめると、

  • ラム肩ロースは子羊のロースの肩付近の部位のお肉
  • ラム肩ロースは赤身と脂身のバランスが良い
  • くさみなどの癖が少なく、やわらかくて食べやすいお肉
  • 食べる時はグリルがおすすめ
  • 焼きあがりはお肉がバラ色になった時

ということになります。
希少な部位ではありますが、その味の魅力に夢中になっている人の多いラム肩ロース。やわらかく、食べるとラムのうまみをいっぱいに感じることができます。
この機会に、ラム肩ロースに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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