ラム肉の仕入れ方法について

5分37秒

ラム肉を仕入れるには知識も必要です。まずはラム肉のもつ特徴について紹介します。

ラム肉の特徴

ラム肉は牛肉・豚肉などほかの食肉と比べて、などさまざまな特徴をもっています。

ビタミンB2をはじめとするビタミンが豊富
高たんぱく質
必須アミノ酸、鉄分、カルシウムなどのミネラルが豊富
低カロリー

近年では、健康志向の方やダイエット中の方にも注目を浴び、多くのお店でも使われるようになりました。
では、ラム肉を仕入れるとき、どんな方法で仕入れたらよいのでしょうか？
次にラム肉の仕入れ先についてみていきましょう。

ラム肉を仕入れするためには

ラム肉を仕入れたい場合、どのような方法があるのでしょう？
近年では、購入先も多様化して簡単に手に入るようになりました。
ラム肉の仕入れる先として、以下のような方法が挙げられます。

卸売業者
畜産農家
業務用スーパー
インターネット

卸売業者

卸売業者をいちから探すことは非常にハードルが高い作業です。たとえば、ジンギスカン屋や精肉店など、あなたが肉に携わるお店で働いている場合、店長からラム肉の仕入れ先になる卸売業者を紹介してもらうのが一番いい方法でしょう。

また知り合いがいれば、知り合いから教えてもらうのも近道です。また、肉の専門商社から仕入れを行っている卸売業者から仕入れることもおすすめです。単価が安いことはもちろん、肉に品質も間違いないでしょう。

畜産農家

近くに羊農家がある、または気に入った羊農家があるといった場合は、思い切って直接交渉するのもひとつです。もし直接取引ができれば、間にかかる卸売のコストを下げながら品質のよい食材を手に入れられるでしょう。ですが、羊農家はあくまでも出荷を目的にしているため、加工する場所がなかったり、あっても仕入れる量が少ないと断られてしまうこともあります。

業務用スーパー

たとえば個人経営の小さなお店では、業務用スーパーで仕入れることもできます。業務用スーパーは大量に安く仕入れたいときに頼れるスーパーとして利用している方も多くいます。また少量でも一定金額を買えば卸売業者より安く配送してくれるところもあります。

ただし、ラム肉の扱いをしている業務用スーパーは少ないため、まずは近くの業務用スーパーで取り扱っているか調べましょう。
また、ラム肉を主に扱うお店では業務用スーパーで仕入れるのはおすすめできません。
特定の部位が必要な場合には、やはり取引先をもつべきでしょう。

インターネット

時代とともに、仕入れはいまやインターネットでも行えます。
卸売業者がインターネットでオープンに通信販売を行うところも増えており、直接買いに行く手間がはぶけるうえに、業者との面倒な価格交渉もしなくてすみます。
表示されている卸売価格は、一定ではなく、大量購入してくれる店には相応に安く割り引いてくれることもありますので、まずは価格だけで判断せず問い合わせてみましょう。

また問い合わせをすることで、卸売業者の雰囲気や品質へのこだわりも知れます。

ラム肉はどれくらいの量を仕入れればいいの？

インターネットを参考にすると平均1kgから販売しているところが多いです。ですが、毎日届けてもらうには送料もかかるため、一般的には10～20kg単位でラム肉を仕入れるところが多いでしょう。

また、ラム肉に限らず肉はできるたけ細かく仕入れるよりも塊で仕入れるところが多く、肉を扱う店での鉄則ともいえます。ラム肉をはじめとした肉は個々にサシの入り方や、スジの入り方も違うため、塊で手に入れて自分の手でカット・スライスするのが一番だからです。
このカット・スライスが上手な店ほどおいしい料理店だといえるでしょう。

原価率はどれくらいあればいいの？

ラム肉を仕入れたものの、利益なくてはお店が成り立ちません。一般的には、30％前後が原価率の目安といわれています。ラム肉は品質を求めればいくらでも求められるので、原価も高くなりがちです。またラム肉は品種・部位によっても価格が異なるため、ラム肉全体の仕入れはいくらまで！といった決め方にはあまり意味がないかもしれません。

これから店をはじめる方は、30％を基準にしてメニューごとの価格を決めてしまうのが最もわかりやすい方法です。たとえばラム肉のステーキを200g提供で2000円とした場合、約100g当たり300円の範囲でラム肉を探して仕入れられるように探すと、わかりやすく失敗が少ないです。